マンションリフォームをされている業者様よりお問い合わせ頂きました。

巾木の傷と他数カ所のご依頼でした。工事をすれば必ずと言っていいいほど傷は出るので、最後は補修屋が入ります。

フルリフォームの現場ですと大きな傷を依頼されることはほとんどありません。上の写真のような細かい傷を数カ所〜十数箇所、半日で作業することが多いですね。

今回の巾木の傷は、上から何か落としてできた傷だと思われますが、木部の凹んでいる傷の場合、凹みの周りが膨らんでいることが多いです。

その為、見た目以上に周りをカットするか、削って平にしていきます。今回も写真の傷の1.5倍くらいのサイズでカットしています。

傷が大きくなると補修跡の違和感が出てしまったりするので、傷の箇所が単色の場合、スプレーなどで色を吹き付けて目立たなくします。

ただ、塗装は経年劣化で剥がれてきたり、何もしていない場所に比べて、傷がつきやすかったり、そもそも塗装作業に追加で時間がかかるなどのデメリットもあるので注意が必要です。

今回も出来るだけ塗装をせず範囲を広げず、綺麗に見せていけるように意識して作業していきます。

作業後↓

薄い紫がかったグレーという少し難しい色でしたが、うまく色が作れたので良かったと思います。